キャラデザの急変更は、はたして作品を悪化させているのか??

自論・見解

どうも、カツカツです!( ´∀`)

春アニメもすでに始まり、新規・続編アニメが多く視聴されていることから、ブログやSNSを通して様々な考察や感想を述べている方がいらっしゃいますね!

ちなみに、私カツカツが個人的にお勧めしているのは「ダンジョン飯」・「狼と香辛料」・「ゆるキャン△」の3作品となります笑笑

それはそうとして、続編アニメ作品では制作スタッフの変更によって従来までの作風・表現スタイルも併せて変更されるため、作品が一新されたことによる抵抗感・拒否反応を示す方も多くいらっしゃいます。

特に、キャラクターデザイン・作画監督が変更された際は簡単に受け付けることができないと非難されることが多く、中には作品もしくは制作スタッフに対して直接批判する方もいらっしゃるのではないかと思われます。

今回は「キャラデザの急変更は、はたして作品を悪化しているのか??」について個人的な見解を述べたいと思います!!





1.キャラデザ変更の作品例

まず手始めに、続編もの作品の中でキャラクターデザイン・作画監督が急遽変更された2作品を以下紹介します。

ここ最近の作品では以下の2作品が作画に関する話題が大きいと思います。

・ゆるキャン△
・ラブライブ 虹ケ咲学園スクールアイドル同好会

ゆるキャン△に関しては、1・2期、2022年度公開の劇場版を担当されていた佐々木睦美さんから橋本尚典さんに変更されております。

橋本さんが描くキャラデザは、原作者のあfろさんの作風に併せておりますので、どちらかというと原作に近づけたデザインではないかと思います。

そのため、原作コミックスを嗜んでいる方からするとそこまでの抵抗感はないかと思われますが、アニメのみで補完していた方からすれば、少しばかり違和感が残る方もいらっしゃると思われます。

ちなみに今作の3期に関しては、キャラデザに限らず監督やシリーズ構成を担当された方も変更されており、さらに言えば制作会社自体も変更されておりますので、3期から総入れ替えが発生しております。

ラブライブ 虹ケ咲学園スクールアイドル同好会(以降は略称してニジガク)に関しては、1・2期、2023年の劇場OVA版までを担当されていた横田拓己さんからけろりらさん(劇場版完結編を担当)に変更されています。

※正確に言いますと、横田拓己さんは完結編となる劇場版でもキャラデザを担当されておりますが、「ぼっち・ざ・ろっく!」のキャラデザを担当されていたけろりらさんが、「ビジュアルディレクター」としてビジュアル面全般を対応されるのかと思われます。

なお、ニジガクの完結編の劇場版PVを見る限りですと「ぼっち・ざ・ろっく!」のキャラデザに寄せていることがわかりますので、気になる方ぜひ一度以下のリンクから視聴してみて下さい。

【特報映像】映画『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』 – YouTube




2.新しいキャラデザを見せて楽しんでもらいたいという意図

アニメ作品の顔ともなるキャラデザが変更されるのは、続編作品においても常にクオリティのを考慮して、リニューアルされたキャラデザを視聴者に提供して楽しんでもらおうとする意図があるのではないかと個人的には考えております。

続編作品というのは1・2年程度で完結する作品もあれば10年以上も続く作品もあり、特に10年以上長く続いている作品が初期のデザインに固執していた場合は、側から見ると古臭く見えてしまうことが多いです。

個人的な偏見となりますが、デザインというものは時間が経つに連れて新しい技法や表現スタイルが常に生まれてくるのではないかと思われますので、初期プロットで描き上げたデザインのまま継続的に描いていくほうが少ないのではないかと思います。

またゆるキャン△に関して言えば、1・2期を経てファン・支持層が増えていき、劇場版まで公開されましたので、一通りの区切りがついたのではないかと個人的には思います。

今作の3期からはリニューアルとして新たなキャラデザをもとに視聴者に提供するように意識されているのかもしれません。

ただし例外もございまして、「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」のような30年以上放送されている長編作品(1・2期のような区切りがない長編作品)に関してはキャラデザが滅多に変わることがないです。

「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」のような作品は作中の時代背景や文化を極力変えず、さらには時間の流れ(登場人物たちがいつまでも歳を取らない等)ない状態で放送されていることから、キャラデザも基本的には変更しない方針ではないのかと思われます。





3.キャラデザ変更は作品を愛しているファンのため?

キャラデザの変更はファンのためにあえて変更したのかというと、個人的にはファンの趣向や要望といったニーズに応えるというより、新しいデザインと表現スタイルをもとに作品ないしは推しキャラを好きになってもらうよう制作陣サイドは作品に対して懸命に取り組んでいのではないかと考えております。

読者・視聴者からの意見や主張が必ずしも作品がより良くなるとは限らないため、当然ですが製作陣サイドはあまり耳を傾けずに作品に取り組まれていると思われます。

もちろん、前の担当者のデザインに戻して欲しいやせめて変更するなら〇〇さんにするべきだろうなどの意見もあると思います。

しかしながら、時間が経過するに連れて新しい担当者のデザインに抵抗感が徐々になくなっていくこともありますし、もしくは前任者以上に評判が高くなることもありますので一概には言えないと思います。

また、前述でもお伝えしたようにキャラデザが長期に渡り一変していない場合は、逆に古臭く感じると思われ、飽きられてしまう恐れがあります。

時代にそぐわないデザインを長期にわたって描き続けていると、古参のファンが減る可能性もありますし、新参ファンも増やすことも容易ではないと思います。

とはいえ、初期の担当者や長年にわたって一任された担当者が描いたキャラデザが時代に関係なく評価が高いこともありますので、必ずしも担当者を都度変更することが正しいとも限りません。

ファンやマニアの意見や要望に気を取らわれず、それでいてもファンやマニアを含めた読者・視聴者により楽しませることを考え抜いた上で、キャラデザをはじめとして作品のクオリティを高めていくことを制作陣サイドは懸命に対応しているのではないかと思います。




終わりに

今回は、「キャラデザの急変更は、はたして作品を悪化させているのか??」について個人的な見解を述べさせていただきました。

これまで長年にわたって一任されたキャラデザの担当者が急に変更されたのは、作品を愛しているファンからすると少し残念な気持ちを抱く方もいらっしゃると思いますが、作品を悪化させているのかと言えば制作陣サイドもそのような意図で携わっているわけではないかと思われますので、新しい作風や表現スタイルも堪能しつつ、温かい目で見守るぐらいの気持ちで楽しむのが良いかと個人的には思います。

今回の記事はこちらで以上となります!

それではまたヽ(;▽;)ノ

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